大田区立池雪小学校PTAが運営するホームページです

令和6年度 新任役員研修会(R6/5/15)

PTA新任役員、始動です・・・!

先月、令和6年4月20日(土)池上会館に於いて、

「大田区立小学校PTA連絡協議会」主催、「大田区教育委員会」共催にて、

新任PTA役員向けの研修会が開催され、池雪小PTA役員4名が参加して参りました。

PTAは、池雪小学校内だけで完結しているものではなく、大田区全域、さらには大田区教育委員会まで関わる幅広い組織なのだそうです。

大田区内では、3地域に分けられたPTA連盟毎に、どのような取り組みをしているか、どのような特色があるかを各小学校の代表者が発表してくださいました。

【蒲田地区】のとある小学校では、河川敷での花火大会(なんとPTAで花火をあげたそうです!)に、

仮装大会、お菓子のつかみ取りなどの催しがあるイベントを開催していたり。

【大森地区】のPTA会長のおひとりは、地域密着型。子供たちのみならず、保護者や近隣の方々が繋がれる居場所をつくり、継続的にイベントを開催し、自分の居場所があることによって、未来に自信を持てる子供たちを増やしていくという信念をお持ちであったり。

そして【調布地区】に属するわが池雪小からは、皆様ご存じの桜プロジェクトを写真付きで紹介させていただき、参加者の皆様より、おお~!との歓声をいただけたり。

それぞれの地区が、地区の地形や特性を活かし、子供たちが楽しめるイベントを通して他の保護者と繋がり、地域との繋がりも築いており、それが「PTAの楽しさ」であることが伝わってきました。

研修会の第二部では、世田谷区弦巻小学校の元PTA会長を務められ、現在は

専修大学法学部 教授の、岡田 憲治様が登壇され、「PTAに関する10のこと」をテーマにご講話を頂きました。

大学教授という肩書のほか、現在は世田谷区にある、プレーパークせたがや・駒沢はらっぱの世話人であり、PTAについての著作「政治学者、PTA会長になる」を執筆されております。

今回はその講話の中から、著作にも含まれている10の大切なことがら「思い出そう、10のこと」を、シェアさせていただきます。

(1)PTAは、自発的に作られた「任意団体」です、強制があってはなりません
  →任意ですし、出入り自由、そもそも失敗もありません。
(2) PTAは、加入していない家族の事を差別しません、企業ではないからです

  →子供には平等に接します。

(3) PTAに人が集まらないなら、集まった人たちでできる事をするだけです
(4) PTAがする事は「労働」ではありません

  →対価のないボランティア「活動」です。

(5) PTAのボランティア活動は、もともと不平等なものです、でも「幸福な不平等」です
  →ボランティアであり企業ではないため、参加する一人一人のパワーバランス、パフォーマンス、はバラバラであり、不平等なのはあたりまえ。
 また、PTAはコスパを求めない。一見コストパフォーマンスが悪く、効率が悪く思えるようなことであっても、皆で集まって労力を使ってしゃべってガス抜きをする場ともなることがある。
  
(6)PTAは、ダメ出しをされません。評価はたった一つ「ありがとう」
(7) PTA活動は、生活の延長にあります
  →家庭を犠牲にする必要はありません。
(8) PTA活動は、あまり頑張りすぎてはいけません
  →前例となって「労力」を増やしてしまい、「やらなければならない」ものとなってしまう。
  だれでもできる仕事量を維持していきたい。
(9) PTAは、学校を応援しますが指導はされません
  →学校と保護者は対等です。(ちなみに、教職員の方々もPTA会員なんです)
(10) PTAの義務は一つだけです
  →「なんの為のPTA?」と考え続けることです。
   何年も続いてきたPTAを守るために不幸せになっていないか、、、我々が幸せになるためにその組織が上手く機能しているか、、やらされるPTAから抜け出せるための工夫が必要。

・・・以上、かいつまんでの補足をつけ、要所のみのシェアとなりますが、

さすが元PTA会長、現大学教授のお話とあって、引き込まれる内容でした。

せっかくのPTAの活動を疎まれるものとするのはもったいない。

できる事を、できる時に、できる分だけ、できる人が、生活をゆがめることなく、「楽しく」行っていく、

PTA活動がそのようなものであるといいなと願いつつ、保護者の皆様と、教職員の皆様とともに、

子供たちのために関わっていけたらいいなと前向きに考えられた研修でした。   

PTA活動にご興味が湧いた方は、ぜひ来年のPTA役員活動をご検討してみてはいかがでしょうか♪ 

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